用語解説

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α(アルファ)線

放射線の一種でアルファ粒子の高速の流れをいう。アルファ粒子は、2個の中性子と2個の陽子からなる原子核すなわちヘリウムの原子核である。電場、磁場で屈曲し、化学作用、写真作用がある。物質を通り抜ける力は弱く、薄い紙一枚程度で止められる。

アルファ崩壊(壊変)

アルファ線を放出する放射性崩壊。アルファ崩壊をした原子核は、その結果、原子番号が2、質量数が4だけ減少する。

ウラン

記号はU。天然に存在する92種類の元素の中で最も重い元素で、すべて放射性同位元素である。天然のウランにはウラン-234(存在比0.005%)、ウラン-235(同0.72%)、ウラン-238(同99.275%)の3種類が存在する。このうち原子炉で核分裂するのはウラン-235のみで、ウラン-238はそのままでは核分裂せず、中性子を吸収させるとプルトニウム-239に変化し、燃料として使用できる。

宇宙線

宇宙空間を非常に速い速度で飛んでいる放射線。一個の宇宙線が地球上に飛び込んでくると、地上に達成するまでに大気中の原子核と反応して、陽子、中性子、電子、光子などの放射線を約1億個ほど生ずる。これらの放射線は宇宙線シャワーと呼ばれる。

親核種

ある放射性核種Aが崩壊して別の核種Bに変化したとき、AをBの親核種という。このときBはAの娘核種と呼ばれる。

ICRP

国際放射線防護委員会。昭和3年(1928年)に設立された国際X線・ラジウム防護委員会を継承して1950年に設立された国際的な専門家の委員会。昭和31年(1956年)以降は世界保健機構(WHO)の諮問機関として放射線防護に関する国際的な基準を勧告してきた。ICRPの勧告は国際的に権威あるものとされ、我が国をはじめ、各国の放射線防護基準の基本として採用されている。(International Commision on Radiological Protectionの略)

Nal(Tl)シンチレーションカウンター

Nal(Tl)シンチレータを検出器として用いる放射線計数装置。主としてガンマ線の計測やガンマ線スペクトルの測定に用いられる。

X(エックス)線

1895年ドイツの物理学者レントゲンが真空放電管の実験中に発見したことからレントゲン線ともいう。電磁波の一種で紫外線とガンマ線との間のエネルギーを持つものをさす。蛍光作用、電離作用、写真作用等を有する。物質の透過力はエネルギーが高いものほど大きく、この性質を利用して医療のほか非破壊検査等にも使われている。
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