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もう少し詳しく知りたい人に...
放射性物質が体の外にあり、体外から被ばくすることを外部被ばくといいます。また、放射性物質を含む空気を吸ったり、飲食物を摂取することで放射性物質が体の中に入り、体の中から被ばくすることを内部被ばくといいます。体や服についた放射性物質はシャワーや洗濯で洗い流すことができます。内部被ばくを防ぐには、放射性物質を体内に取り込まないようにすることが大切です。

モノを通り抜ける働きがあるからです。エックス線のモノを通り抜ける働きを利用して考えられたのがレントゲン撮影です。その歴史は古く、キュリー夫人は車に積んだエックス線装置で負傷した兵士の骨折などを診断しました。今でも、ねんざや骨折したときの様子を見たりするときなどに使われます。

もう少し詳しく知りたい人に...
CT(コンピュータ断層撮影)も放射線の物を通り抜ける働きを利用したもので、体の断面画像(輪切り)を見ることができる検査です。また、近年、小さな早期がんを発見できる検査としてPET(陽電子放射断層撮影)検査が行われていますが、これも放射性物質を含む検査薬を投与して行います。また、放射線は注射器や手術用メスなどの医療品の滅菌やがんの治療にも利用されています。


もう少し詳しく知りたい人に...
放射線はそのほかにもさまざまな分野で利用されています。たとえば、材料を破壊することなく内部の欠陥や傷などを調べる非破壊検査、メスを使わず臓器の機能や身体の形を保ったまま治療を行う粒子線治療などです。さらに、兵庫県にある大型放射光施設SPring-8や茨城県にある大強度陽子加速器施設J-PARCで、先端科学技術での利用も進められています。